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自分がシャワーを浴びている間に眠ってしまったお前を見て呟いた。
「疲れているのだろうな・・・」
俺は、お前を起こさないように、そっと額にかかる前髪を梳いてやると、
気持ちがいいのか、手に顔をこすりつけてくる。
くすっと、気がつけば微笑んでいた。
「・・・愛してる・・・・」
お前の耳元で囁くように言うと、とても嬉しそうな笑顔を浮かべた。
俺の中で、愛しさがこみ上げて来る。
こいつが、愛しい・・・
寝顔を見ているだけで
心が穏やかになる
激務に追われる日々の中で、俺は、お前にどれだけ・・・
救われているだろうか・・・?
渇き切った俺の心に
お前は・・・潤いをもたらしてくれた。
お前のその笑顔に・・・どれだけ・・・
救われているだろうか?
お前は知っているか?
お前に会うまで・・・
愛という感情を知らなかった事を・・・
お前は、俺に愛を教えてくれた・・・
お前は、潤いを運んでくれた・・・
お前は・・・
お前を心の底から愛している
お前の全てを愛している
その笑顔を愛している
俺に愛を教え潤いを運んできた
その笑顔を・・・・
「俺は・・・お前の全てが欲しい身も心も・・・欲しい・・・」
そう言ったら、お前は何と言うだろう?
「身も心も手に入れたでしょう?」
そう言ってお前は笑うだろうか?
お前は、まだ知らない。
俺の全てを・・・
心の中にある。
どろどろした感情を・・・お前は知らない。
お前に、見せてはいないから・・・
お前に、見せたくないから・・・
「だが・・・もう、限界なのかも知れない。」
お前の寝顔を見つめながら呟く。
その声は、お前には聞こえない。
お前が、俺以外の奴に笑いかける度に・・・
心の中で、渦巻く嫉妬・・・
お前の笑顔に、どれだけの人が魅了されるか知っているか?
お前は?
きっと・・・
お前は、知らない。
何も知らずに・・・お前は・・・
無意識に人を誘惑をしている。
俺は、お前を愛している
だから・・・
俺は、時折お前を憎む。
お前の笑顔を・・・
お前を・・・
お前に会わなければ・・・
俺は、こんなに苦しまなくてもよかった。
お前に会わなければ・・・
俺は、ずっと一人だった・・・
お前に会えてよかった。
お前を愛せてよかった。
でも、それ以上・・・
俺、以外の人間に笑いかけないでくれ・・・
心の限界が近い。
お前が、誰かに微笑むたびに・・・
俺の心で・・・
狂気が芽生える。
ーーお前を何処かに閉じ込め・・・独り占めしたいーーーー
もしも・・・
お前が、俺から離れようとする事があるとしたら
・・・きっと・・・お前を殺してしまうだろう。
狂気だ・・・
お前を独り占めしたい。
そんな、独占欲が芽生え私を苦しめるんだ・・・
俺の狂気を知ったなら・・・
お前は?
どう思うのだろうか?
眠っているお前に問い掛ける。
「俺の全てを知っても・・・お前は俺を愛してくれるだろうか?」
その問いかけに答えるように、お前が寝言を呟き微笑んだ。
「まささん・・・あいしてますゅ・・・」
その言葉に、俺の狂気が宥められる。
俺は、そっとお前を抱き寄せキスをした。
「俺も・・・愛している・・・おやすみ。」
今は、お前の寝顔を見て・・・
俺も、穏やかに眠りにつくことが出来る。
・・・・お前が、側に居てくれる限り・・・
俺は・・・
この狂気を抑えてみせる・・・
おわり