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懐かしい声がした。
ああ、これは夢なんだと僕は思う。
それは、僕の幸せな思い出が見せる幻。
全ては、夢。
それは、失われた日々。
「夢」
「ナナミに、曲を作ってみたんだ。聞いてくれるか?」
照れくさそうに、ギターでその曲を聞かせてのは沙紀さんで・・・
「ナナミの声が好きだよ。」
そう言って笑ったのが、直哉さんで・・・
そして、二人一緒に言ってくれた。
「俺達には、ナナミが必要なんだ。」
そう言って手を差し伸べてくれた。
その言葉が・・・
伸ばされた手が・・・
嬉しくて笑った。
そして、その手を取ろうと自分の腕を伸ばした。
だけど・・・・
僕の腕は、その手を取る事は出来ない・・・・
遠ざかる二人・・・・
「嫌だ、行かないで!!」
目が覚めたら、まぶたが腫れていた。
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